認知症②症状
認知症の症状について
言葉の理解ができない、しゃべりたい言葉がしゃべれない。
失認症
視力、張力、感覚に問題がないのに、見たり聞いたり、触ったりが認知できない。
- 視覚失認:目で見るが、何に使うものかわからない。名前と関連づけられない。
- 身体失認:自分の身体が認識できない状態。麻痺がないにもかかわらず、認識していない側の身体を使わない。身体部位の場所がわからなくなる。例)化粧を認識していない側だけ口紅を塗らない。
失行症
手や指に問題はないのに食事や字を書くといった、日常の簡単なことができなくなる症状のこと。
失行にはいくつかの種類があります。
- 観念運動失行:意識しなければ問題なく行える動作が口頭で指示されるとできない、マネしてするのはできない。じゃんけんができない、手をふってみてといわれるとできないなど。
- 観念失行:行為の順番や使用方法などがわからなくなる。今まで使いなれた道具が使えなくなる症状。歯磨きができない。リモコンがつかえない。
- 構成失行:認知症の初期からおこりやすい、簡単な図形を模写できない。
- 着衣失行:順番通りに衣服を着脱できなくなる。
- 肢節運動失行:熟練した動作をできない。コインをつかめない、ボタンをつけられないなど
→焦らせない、集中してできるようにする。ひとつずつ指示する。
→できることを見つけ、やってもらう工夫をする。
→使う道具をシンプルに、数を減らす、同じ場所に置く
→絵や色、図、メモ、そのものを見せるなど、使い方や使う順番が視覚的にわかりやすくする。トイレの表札を大きくしたり、誘導灯を使ったりする、買い物にメモを持つ等
介護の世界でこうした工夫をされて一生懸命がんばって認知症の方のサポートされていますよね。でもこれからは社会に生活する大多数の高齢者がこうした工夫が必要になってきます。説明書きではわからなければ、絵や色、写真で、分かりやすく注意やメッセージ、広告をする必要がでてきます。街中でもより、シンプルにしたポスター、視覚的にわかりやすい動画やアニメもどんどん使用されていくでしょうね。
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